
HOME > 免疫ミルクの研究
心臓疾患、脳血管疾患及び高血圧性疾患はみんなアテローム性動脈硬化(atherosclerosis)と密接な関係がある。アテローム性動脈硬化は慢性炎症性疾患として、病症の発展につれて、血管壁が繊維斑(fibrous plaques)を形成させ、増大した繊維斑が破裂して血小板が集まり血栓(thrombosis)を形成させると、臨床上、狭心症、心筋梗塞あるいは卒中を引き起こす(3, 4)。
コレステロールは低比重リポ蛋白 (low density lipoprotein;LDL) と密接な関係がある。なぜかというと、それはコレステロールがLDLと結合して低比重リポ蛋白コレステロール(LDL cholesterol, LDL-C)になって血液の中を運ぶからである。血液の中のコレステロールが多すぎると、これらのコレステロールが血管壁の上に積み、アテローム性動脈硬化を引き起こす(5, 6, 7)。疫学研究によって、血液の中のコレステロール含有量が1%低下するごとに、数年後のアテローム性動脈硬化発生率が2%低下する(8, 9, 10, 11)。
コレステロールのコントロール方法といえば、抗コレステロール薬の投与以外に、それにあわせて食習慣の改善(油分もカロリーも少量摂取)及び運動も良い改善方式の一つである。食習慣の改善の上、コレステロールを低下させる健康食品の利用を通じて、薬物の副作用を避ける同時に血液の中の総コレステロールとLDL-C含有量をコントロールできる。それによってアテローム性動脈硬化の予防を遂げる(12, 13, 14, 15)。
文献ではS100牛乳の飲用は血液の中の総コレステロールの低下には著しい効果が見え、血管繊維斑の効果もあると指摘されている。