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消化管の健康

ヒト臨床試験(9)
Kobayashi ら (1991)は末期がん患者16人(Table 2参照)に2ヶ月連続でS100牛乳錠(3~18錠、毎錠約0.3グラム)を食べさせ、QOL (Quality of Life)表で食用期間における患者の満足度及び臨床指標の変化を評価した。食用1ヵ月後、体を改善したと思う患者が30.8%を占め、そのうち、著しく改善したと思う患者が15.4%を占めた。食用2ヵ月後、著しく改善したと思う患者が50.0%に上り、全体改善率が60%に達した(Fig. 7をご参照)(9)

癌で併発した臨床症状上の改善は次のことを含んだ。すなわち、腹部の膨張、腹痛を改善したと思う患者が37.6%あり、全身の疲労感を改善したと思う患者が31.3%あり、便秘を改善したと思う患者が26.7%あり、悪心嘔吐を改善したと思う患者が25.1%あり、発熱、汗を出すこと、食欲不振を改善したと思う患者が25%ある(9)。血液の生化学的指標も改善され、被験者の赤血球数、ヘム(Hb)及びヘマトクリット(Hct)が、S100牛乳飲用後、著しくアップした(9)

被験者の癌罹患部位
診断名 ケース数
乳癌 8
胃癌 1
子宮頸がん 1
食管癌 1
腎臓癌 1
直腸癌 1
肺癌 1
膵(臓)がん 1
左上手根骨軟骨肉腫 1
総計 16
Table 2. 末期がん被験者16人の癌種類(9)

Fig. 7 食用1ヵ月後、改善したと思う患者が30.8%を占め、そのうち、著しく改善したと思う患者が15.4%を占めた。食用2ヵ月後、改善したと思う患者が60%を占め、そのうち、著しく改善したと思う患者が50%を占めた(9)

 

 

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